- ADC12 試作部品 -
削り出し VS 石膏鋳造

-Machining vs Plaster casting- ADC12ブロック材を
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お客様の「困った」を解決します!

製品評価試験を1ヶ月以内に実施したいが、時間がない。量産時と同じ材質で検証したいが、型は作りたくない。
そんなお客様の「困った」を石敏鐵工は解決します!

ADC12で削り出し試作をする3つのメリット

メリット1
納期が1ヶ月以内でも対応可能

石膏鋳造は金型のコストを削減できますが、初品製作時にマスター型が必要であることと、 数が多い場合は石膏型の乾燥工程がボトルネックとなるので、納期は1ヶ月以上必要です。 削り出しなら、マスター型も乾燥も不要なので通常2週間で対応できます。


メリット2
ADC12の削り出しなら試作段階で量産品に近い材質で評価可能

削り出しは試作用ADC12ブロック材からマシニングセンタによるNC加工で総削りします。
形状にもよりますが石膏鋳造の2倍以上の精度で製品を作ることができ、設計形状により近い形状で、量産品と同等材料での製品評価が可能になります。 試作品の寸法のバラツキに悩まされることなく、設計値が適切かどうかを正確に判断できます。

メリット3
急な設計変更にも開発納期を変更する必要がなくなる

削り出しは石膏鋳造と違いマスター型を作る必要がありません。
例えば、図面公差上限品・下限品や放熱フィンの形状違い品・製品形状を一部再現したサンプルなどさまざまな種類を一度に製作することができ、評価も同時に行えます。不具合があった場合に発生する手戻りのロス、製品評価試験の費用などトータルで考えれば、非常にコストパフォーマンスが高くなります。

ADC12削り出し VS 石膏鋳造

絶対に開発日程を遅らせない

ADC12削り出し

特徴
  • 寸法精度が良い
  • 急な設計変更に対応が可能
  • 初品ができるまでのリードタイムが短い
こんな局面に
  • 10個以下の試作品の場合
  • 1?2週間以内に試作品が必要な場合
  • 試作結果をふまえて形状を最適化したい場合
  • 試作品の表面に巣があると困る場合
  • A5052等の代替材での削り出し試作が不可の場合

どんな薄肉形状でも形に出来る

石膏鋳造

特徴
  • 高価な金型なしでダイカストに近い試作品を作ることができる
  • 薄肉、複雑な形状の試作品を作ることができる
  • 量産時と似た製法(鋳造)のため、不具合が出るポイントが量産前に事前にわかる
こんな局面に
  • 20個以上の試作品が必要な場合
  • 納期が1ヶ月以上ある場合
  • 鋳造で製作をすることが目的の場合
  • 薄肉部分が多い場合
  • 複雑形状(例:アンダーカット部)がある場合
  • コストを抑えたい場合
ADC12削り出しと石膏鋳造 適応比較表 

評価:良い○ 普通△ 劣る✕

工法 納期 形状再現性 表面粗さ 寸法精度 コスト こんな時
石膏鋳造 1ヶ月以上の納期がある薄肉・複雑形状の部品
ADC12削り出し 2週間以内の短納期で、寸法精度が厳しい部品

※アンダーカット・中空形状などの再現性に勝る

[ 石敏鐵工のADC12削り出しが選ばれる5つの理由 ]

01

どこより納期が早い!最短3日!通常2週間で納品が可能

石敏鐵工はADC12 の削り出しは最短3日、通常2週間の短納期での納品が可能です。個数や形状にもよりますが、お客様のご要望の期日に合わせるために、柔軟な生産計画を立てて対応しています。過去の事例として、手のひらサイズの筐体削り出しの試作60個を1ヶ月で行いました。

[製作事例] 電動VVTドライブユニット筐体の試作 ›

02

巣のないADC12を使用している

従来は削り出しのために試作用ブロックを鋳造すると、精錬時に発生する水素ガスにより鋳巣ができてしまい、密度を均一にするのが困難でした。
当社は、巣のないADC12の仕入れルートが複数あり、普通のADC12素材よりはるかに精度の高い試作部品を製作する事が可能です。仕入先は超音波による巣のチェックを実施しているため、機能上問題のある巣が出た実績はありません。成分分析表の添付も可能です。

03

測定精度に自信あり!恒温室用空調機を導入した専用の検査ルームを所有

より正確な測定結果が求められる評価試験用の製品。 当社はデータを公正に抽出するため、恒温室用空調機を導入し、環境温度・測定物の条件を一定にして専用ルームで検査しています。NASAでも採用された実績のあるデータロガーを保有しているので、環境温度データのトレーサビリティも確保しています。

※図:温度データログ。設定した温度を常に1℃以内で保っています。

04

金型作りのノウハウ、技術力、設計力を応用した柔軟な発想

当社は、創業時から瓦の金型やプレス機を製作してきました。瓦を始め、さまざまな製品を手がけてきた経験から、引き出しの多さには自信があります。お客様は自動車関連メーカーが多いですが、設計段階から当社のアイデアや意見が欲しいというお客様も多いです。

05

どんなに厳しい条件の案件でも、お客様と向き合って解決策を探す

他社から断られて困っていた案件を、当社は数多く解決してきました。不可能だと思われる納期と予算をクリアしてきた、ノウハウの蓄積がたくさんあります。当社は「期待に応える」を経営理念としているので、どんな状況であっても解決方法を考えます。

製作までの流れ

製作までの流れ
対応可能サイズ ①350×400×500程度まで
②240×380×2000程度まで
*形状などはご相談ください
表面処理 アルマイト(白・黒)対応可能
納期 最短3日・通常2週間
*形状・数量によります
*2D図面の有無、量産用の設計図でも対応可

会社情報

日本三大瓦生産地の1つこの三河地区で、お客様の声をカタチにし、期待に応え続けて75年。
蓄積された瓦製作のノウハウを自動車部品に応用し事業拡大しています。

お問い合わせ

当社への部品試作、加工のご依頼は、こちらからお問い合わせください。

設備情報

1人1人のお客様、目の前のお客様を大切に。充実の設備は、そんな想いが積み重なった結果です